安全な「水」、おいしい「水」を守るために。

私たちは生きていくために、いのちの源である「水」が必要です。

今日、わが国では幸いなことに水道の蛇口をひねると当然のことのように安心して飲める「おいしい水」を得ることができます。

しかし、近年私たちを取り巻く水源水質は、水質汚染やテロ等による有害物質の汚染が懸念され、安全を求める対策が必要な状況になってきています。しかし、あらゆる有害物質を24時間連続して水質監視することは容易なことではありません。

そこで、当社は水に生きる企業としてのこれまでに培ってきた、豊富な経験と技術を基に製作した水質監視装置が「さかな見張るくん」です。

本装置は、水道原水の一部を導いた水槽で金魚を飼い、24時間たえずその挙動をセンサーで監視し、毒性物質混入等による水質異常の第一報を早期に提供する生物学的監視装置です。

特徴

  • 生物利用のバイオアッセイ装置なので、24時間連続リアルタイムで水質の異常を監視できます。
  • シンプルな構造で低価格を実現しました。また検体には、市販の金魚を利用しているので、飼育が容易です。
  • 異常水質の検出方法は、金魚の生態に適応した3パターン。確実性を高めるため、それぞれの組み合わせパターンにも対応します。
  • 水槽内に設置したセンサーにより、軽故障の場合は警報を出し、検知を継続します。
    さらに重故障となった場合には、保護装置が働き、水槽内の水の流入を停止します。
  • 本装置はメンテナンスが簡単で、ランニングコストも低くなります。
  • 原水に突然濁りが発生した場合、センサーにて濁度検知が可能です。その原因の調査及び処理作業の対応に役立ちます。
  • 本装置は、観賞用としても利用できます。

注)バイオアッセイ(BIOASSAY)とは、「生物検定」とも言われ、検体に魚類を用いて原水中の毒物等の異物の混入をリアルタイムで、直接人の眼で監視できる方法です。